『人間に華ひらく』
朝枝思善著/探求社刊/定価952円(税別)

 本書は、広島の浄土真宗本願寺派・浄土寺住職であり、布教使としても活躍されている著者が各所で実際に話されているお話を、一冊の本にまとめられたものです。

 朝枝師は、現代人は表面ばかり輝いていて中身はそれに伴っていないとした中で、本当の人間・素晴らしい人間とはどんな人間であるかを「妙好人」と呼ばれた浄土真宗の教え・信心の喜びに生きた素晴らしい人達の生き方をたずねながら、巧みに話を進められていきます。そして、浄土真宗のみ教えに生きる私達にとっては、阿弥陀仏の尊い願いの中にまなこが開かれ、ありがとう・おかげさま・もったいない・お恥ずかしいの言葉が言える生活こそが、人間が人間でありうる一番美しい姿(華がひらいた姿)であるとされ、それにはお寺での聴聞の必要性も述べられています。ぜひ、この本を読んでみて下さい。そして、互いに華のひらいた日暮らしをさせていただきましょう。