『こんばんわオアシス法話です―あなたの心を聞くために―』
広島青年僧侶春秋会編/永田文昌堂刊/定価1,800円

 広島青年僧侶春秋会は、安芸教区(広島県西部)に在住する40歳以下の真宗僧侶の任意団体で、結成以来40年を越える。

 オアシス法話とは、春秋会が昭和62(1987)年からはじめた毎月一回の法話会のことである。広島市中区の繁華街にある「並希」という喫茶店を会場にして、春秋会の会員が、平服で語りかけるように法話をしている。若い僧侶がみずみずしい感性で情熱をもってみ教えを説き、一般の人に少しでも仏法を身近に感じとってもらうことを目的とした新しいスタイルの法話会である。

 本書には100回を超えるオアシス法話の中から13人の法話が掲載されている。法話の題材、仏教用語の説明の手法などが新鮮で新しい世代の息吹が感じられる。お寺のお説教になじめない人にもすすめられる好著である。