『精読・仏教の言葉―親鸞』

梯 実圓著/大法輪閣刊/定価2,500円(税別)

 親鸞聖人の著作・語録の中でも代表的な『歎異抄』、『三帖和讃』、生前のお手紙などの和語聖教、『教行証文類』。そのエッセンスを、教学の第一人者でもある著者が、生き生きとした言葉で読み解かれています。生前の聖人との会話をもとに弟子の唯円が書き残した『歎異抄』、経典や浄土教の祖師の釈文を濃縮された「詩」によって、しかも体系的に著された『三帖和讃』、お弟子の方々に度々読むよう薦められた『唯信鈔文意』や生前に書かれた手紙などを集めた和語聖教、教義の集大成でもある『教行証文類』。どれも親鸞聖人に出会うには不可欠の、珠玉の言葉です。本書は単なる解説本にとどまらず、七百年の歳月を経て受け継がれてきた聖教を、その言葉が生まれた時々の聖人を丁寧に掘り下げながら、著者の深い味わいを通して我々に届けてくれます。