『まんが 正信偈のおはなし』(全2巻)
原作・和田真雄/漫画・森村たつお/法蔵館刊/定価各667円(税別)

 浄土真宗で行うお勤めは、故人に対して上げるものではなく、阿弥陀如来のお徳を讃え(仏徳讃嘆)、そのご恩に感謝する(報恩感謝)ものであります。つまり、お経を上げるということは、他ならぬ私自身がお念仏のみ教えを聞き慶ぶことなのです。

 本書は、おそらく浄土真宗の家庭で最もよく読まれている「正信偈」を、まんがで分かりやすく説明してある本です。この本は、2部構成からなる「正信偈」に従って、上下2巻あり、上巻には「大無量寿経」の概要が、下巻にはインド、中国、日本のお念仏に目覚めた七人の高僧のお話が書かれています。普段「正信偈」を読んでいるけど、その意味が分からない、または知りたいと思っている方、そしてお経は難しいからと投げ出している方、まずはこのまんがを読んでみて下さい。きっと「正信偈」ワールドに引き込まれることでしょう。そして、親鸞聖人が苦しみを越えるために学ばれた心の足跡や感動の表現に、皆さんが出遇い、お念仏のみ教えがより一層深まればと思います。