ロウソク・花のおはなし


 お仏壇に供えるロウソクの灯は、心の闇を照らすはかりしれない阿弥陀如来の智慧の光を象徴し、お花はすべてのいのちを慈しむ如来の無限のいのちの慈悲を象徴します。これらをお供えすることは、阿弥陀如来を讃嘆する心の基本といえましょう。

【ロウソク立・花瓶】
 ロウソクとお花を飾る仏具、ろうそく立と花瓶(かひん)は、本願寺派では、真鍮に茶色または茶褐色の漆で色づけした宣徳製(せんとくせい)といわれるものが用いられます。宣徳製は強く磨くと色がはげ落ちますので、注意しましょう。

【ロウソク・お花は大きさを考える】
 ロウソクは大小さまざまな大きさがあります。ロウソク立にあったサイズを選びましょう。大きすぎるとぐらぐらしますし、小さすぎるものを無理に入れると割れてしまいます。同じように、お花も花瓶の大きさに合うように活けましょう。特に五具足のときには、仏壇のサイズによっては入りきらなくなります。小さめに活けるのがコツです。

【造花はだめ】
 如来のいのちを象徴するお花は、いのちのない造花では代用させることはできません。また、トゲのある木の花や毒花、悪臭のする花は避けましょう。なお、金蓮華といわれる金色の蓮の造花がよく見受けられますが、浄土真宗では用いません。

【電気式ロウソクのこと】
 電球を用いたロウソクがありますが、これはそもそも仏壇に備え付けのものではないため電気コードが露出して邪魔ですし、また2本セットのため三具足にできないので不便です。なるべく本物のロウソクを用いたいものです。ただ、電球ろうそくの利点は、火災の危険が少ないということです。火の気を避けたい事情がある場合は、これを用いるのもやむを得ないでしょう。ただし、本物のろうそくと電球ろうそくの両方をお飾りすることは、二重になって不細工なのでやめましょう。どちらか1種類だけにしてください。


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